【2026年版】東京から日帰りで行けるトレイルランニング大会まとめ
東京近郊には、朝出て夜には帰れるトレイルランニング大会が驚くほどたくさんある。奥多摩、丹沢、箱根、秩父――電車で1〜2時間の山域に、初心者向けの10kmから上級者向けの100kmオーバーまで揃っている。この記事では2026年に開催される主要大会を網羅し、「どの大会に出ればいいか分からない」という人が一歩踏み出せるようにまとめた。
東京からの日帰りトレランが最高な理由
トレイルランニングの大会に出てみたい。でも「遠い山奥まで行くのが大変そう」「前泊が必要なのでは」と感じている人は多い。
実は東京近郊は日帰りトレランの宝庫だ。JR中央線で青梅・奥多摩エリアまで約1時間半、小田急線で丹沢の入口まで約1時間半、西武線で飯能・秩父エリアまで約1時間。いずれも始発に乗れば朝のスタートに十分間に合い、レース後にそのまま電車で帰宅できる。
さらに関東の山は標高500〜1,500m前後のコースが多く、技術的に極端な難所が少ない。初めてのトレランレースにちょうどいい環境が整っている。
エリア別ガイド:日帰り圏内の主要トレランエリア
奥多摩・青梅エリア(東京都)
東京都内でありながら本格的な山岳トレイルが広がるエリア。JR青梅線の各駅がそのままトレイルの入口になっているため、アクセスの良さは関東随一。標高400〜1,500m程度の里山から奥多摩の深い森まで、レベルに応じたコースが揃う。
アクセス: JR新宿駅から青梅駅まで約70分(中央線〜青梅線直通)
丹沢エリア(神奈川県)
首都圏を代表する山岳エリア。塔ノ岳(1,491m)や丹沢山(1,567m)を中心に、急登と稜線走りが楽しめる。トレイルランナーにとっては「走力」と「登坂力」の両方が問われるタフなコースが多い。
アクセス: 小田急線新宿駅から秦野駅まで約70分、本厚木駅まで約50分
箱根エリア(神奈川県)
観光地としての知名度に加え、芦ノ湖周辺や外輪山を使ったトレイルコースがある。レース後に温泉で疲れを癒せるのが箱根ならではの魅力。
アクセス: 小田急ロマンスカーで新宿から箱根湯本まで約85分
秩父・奥武蔵エリア(埼玉県)
飯能から秩父にかけて広がる奥武蔵の里山エリア。累積標高が大きく走りごたえのあるコースが多い一方、エイドステーションが充実した大会が多く、初心者でも安心して参加できる環境が整っている。
アクセス: 西武池袋線で池袋から飯能まで約50分
高尾エリア(東京都)
都心から最もアクセスが良いトレイルエリア。高尾山から陣馬山に至る縦走路はトレイルランナーの定番練習コースで、ここを舞台にした大会も開催されている。
アクセス: 京王線新宿駅から高尾山口駅まで約50分
2026年 主要大会カレンダー
以下は2026年に開催が確認されている関東近郊の主要トレイルランニング大会だ。日程は2026年3月時点の公式情報に基づく。
3月
第18回 ハセツネ30K
- 日程: 2026年3月29日(日)
- 会場: 東京都あきる野市 秋川渓谷リバーティオ
- 距離: 約30km
- 特徴: 秋のハセツネCUP(71.5km)の前哨戦として位置づけられる人気大会。奥多摩の山々を舞台に、本番さながらのコースを体験できる
- 公式: https://www.hasetsune.jp/30K/about.html
4月
THE FIRST TRAIL 2026
- 日程: 2026年4月4日(土)
- 会場: 東京都青梅市 TCNスポーツパーク永山(JR青梅駅から徒歩7分)
- 距離: 複数カテゴリあり(初心者向けの短距離あり)
- 特徴: 「日本で1番やさしいトレラン大会」を掲げる、初心者に最適なイベント。走る距離・装備・雰囲気すべてが初参加者に配慮されている。TRAIL OPEN AIR DEMO(アウトドアギア展示会)と同時開催
- 公式: https://thefirsttrail.jp/
第28回 青梅高水パラチノース国際トレイルラン
- 日程: 2026年4月5日(日)
- 会場: 東京都青梅市 永山公園総合グランド(JR青梅駅から徒歩8分)
- 距離: 30kmの部 / 15kmの部
- 参加費: 30km 9,000円 / 15km 8,000円
- 特徴: 1998年から続く歴史ある国際トレイルラン。15kmの部は中級者向け、30kmの部は上級者向け。TRAIL OPEN AIR DEMOと併設で、レース前後にギアの試着・購入も楽しめる
- 公式: https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/103358
箱根ランフェス2026
- 日程: 2026年4月18日(土)〜19日(日)
- 会場: 神奈川県箱根町 芦ノ湖スカイエリア
- 距離: 富士ビューランハーフ 22km / 三国峠ラン 約9km
- 参加費: 22km 7,000円 / 9km 5,000円
- 特徴: タイム計測なしのファンラン形式。制限時間5時間で途中折り返しも可能。富士山を望む最高標高1,028mのコースを自分のペースで楽しめる。レース後は箱根の温泉へ直行できる立地の良さも魅力
- 公式: https://hakone-runfes.com/
5月
第11回 トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国
- 日程: 2026年5月16日(土)〜17日(日)
- 会場: 埼玉県入間郡越生町 ニューサンピア埼玉おごせ
- 距離: 100マイル / 100km
- 特徴: 越生の里山から奥武蔵の山々を舞台にした本格ウルトラトレイル。100kmと100マイルの2カテゴリで、上級者向け。エイドの充実度に定評がある
- 公式: https://trainic-world.org/sainokuni/
第4回 奥武蔵ロングトレイル 105K / 35K / 20K
- 日程: 2026年5月30日(土)〜31日(日)
- 会場: 埼玉県飯能市 飯能市中央公園(西武池袋線飯能駅から徒歩約20分)
- 距離: 105km / 35km / 20km
- 参加費: 105K 28,000円 / 35K 13,000円 / 20K 8,000円
- 特徴: 20kmのチャレンジカテゴリは初めてのトレイルレースにも好適。35kmは累積標高2,000mでしっかり走りごたえあり。飯能駅から徒歩圏内というアクセスの良さも強み
- 公式: https://okumusashi105k-race.com/
10月(例年開催・2026年日程未発表)
ハセツネCUP(日本山岳耐久レース)
- 日程: 例年10月中旬(2026年日程は6月頃発表見込み)
- 会場: 東京都あきる野市〜奥多摩
- 距離: 71.5km / 累積標高差 4,582m
- 特徴: 日本トレイルランニング界の最高峰レース。エイドなし・自己完結型という独自ルールで知られる。制限時間24時間。参加には相応の経験と準備が必要
- 公式: https://www.hasetsune.jp/
11月(例年開催・2026年日程未発表)
FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100MILE / 100K / 50K
- 日程: 例年11月中旬(2025年は11月15〜16日開催)
- 会場: 埼玉県秩父市周辺
- 距離: 100マイル / 100km / 50km
- 特徴: 秩父の寺社仏閣を巡りながら走る独特のコース設計。50kmカテゴリは中級者のステップアップに最適
- 公式: https://fun-trails.com/race/100k/
第13回 トレニックワールド in 外秩父 50km & 45km
- 日程: 2026年11月29日(日)予定
- 会場: 埼玉県寄居町〜越生町
- 距離: 50km / 45km
- 特徴: 外秩父の七峰を縦走するコース。45kmカテゴリは初めてのロングトレイルに挑戦する人に人気が高い
- 公式: https://trainic-world.org/
大会選びのポイント
距離と制限時間で選ぶ
初めてのトレランレースなら、10〜20km / 制限時間4時間以上の大会を選ぼう。THE FIRST TRAILや奥武蔵ロングトレイル20Kがこのカテゴリに該当する。「完走できなかったらどうしよう」という不安は、余裕のある制限時間が解消してくれる。
30km前後に挑戦するなら、ハセツネ30Kや青梅高水トレイルラン30kmの部が定番だ。15kmの部はその前のステップとしてもおすすめ。
累積標高差をチェックする
距離が同じでも、累積標高差によって体感の難易度は大きく変わる。目安として累積標高差1,000m以下なら初級、1,000〜2,000mなら中級、2,000m以上は上級と考えてよい。大会ページに必ず記載されているので確認しよう。
エイドステーションの充実度
トレイルレースではエイド(給水・給食所)の数と内容が完走を左右する。初心者はエイドが5km間隔以内で設置されている大会が安心だ。逆にハセツネCUPのようにエイドなしの大会は、すべてを自分で背負う覚悟と経験が必要になる。
参加者のレベル感
大会によって参加者層は大きく異なる。THE FIRST TRAILや箱根ランフェスはファンラン寄りで初心者が多い。青梅高水やハセツネ30Kは中〜上級者が中心。大会の雰囲気が自分に合っているかも、選ぶときの大切な基準だ。
持ち物・装備チェックリスト
大会ごとに必携装備(持っていないと出走できない装備)が指定されている。必ず大会要項を確認した上で、以下を参考にしてほしい。
必携装備(多くの大会で共通)
- トレイルランニングシューズ(ロードシューズは不可の大会が多い)
- ザック / トレイルランニングベスト(5〜15L)
- 携帯コップ(エイドで使用。紙コップ廃止の大会が増えている)
- レインウェア上下(防水透湿素材)
- ヘッドランプ(ナイトセクションがある大会は必須)
- 携帯電話(緊急連絡用・フル充電で)
- エマージェンシーシート(サバイバルブランケット)
- 保険証のコピー
あると便利な装備
- トレッキングポール(使用可の大会のみ。登りが楽になる)
- 日焼け止め(稜線は紫外線が強い)
- テーピングテープ(足首の捻挫予防)
- 補給食(ジェル、羊羹、おにぎりなど。1時間あたり200〜300kcalが目安)
- 塩分タブレット(夏場は必須)
- モバイルバッテリー
当日の移動プラン
電車で行く場合
関東のトレイルラン大会は駅からのアクセスが良い大会が多いのが特徴だ。
| 大会 | 最寄り駅 | 新宿からの所要時間 | 始発到着目安 |
|---|---|---|---|
| 青梅高水トレイルラン | JR青梅駅 | 約70分 | 6:30頃着 |
| THE FIRST TRAIL | JR青梅駅 | 約70分 | 6:30頃着 |
| ハセツネ30K | JR武蔵五日市駅 | 約75分 | 6:40頃着 |
| 箱根ランフェス | 箱根湯本駅+バス | 約120分 | 7:30頃着 |
| 奥武蔵ロングトレイル | 西武線飯能駅 | 約50分 | 6:00頃着 |
ポイントは始発電車の時刻を事前に調べておくこと。受付締切はスタートの30分〜1時間前が一般的で、余裕を持って到着したい。ICカード(Suica / PASMO)は必ずチャージしておこう。
車で行く場合
大会によっては専用駐車場が用意されるが、台数に限りがあるケースがほとんどだ。事前申込制の大会も多いので、エントリー時に駐車場の有無を確認しよう。
- 青梅エリア: 圏央道青梅ICから約15分。青梅市営駐車場あり
- 秩父・飯能エリア: 圏央道狭山日高ICから約25分。大会指定駐車場を要確認
- 丹沢エリア: 東名高速秦野中井ICから約15分。県営駐車場あり(早朝は混雑)
- 箱根エリア: 箱根ランフェスは公共交通機関利用を推奨。駐車場チケットは別途販売
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各大会ページでは、コースの特徴やアクセス情報に加えて、周辺の温泉・グルメ情報も掲載している。レースのついでに観光も楽しみたいなら、ぜひ活用してほしい。
まずは1本、短い距離から始めてみよう。山を走る爽快感は、ロードランニングとはまったく別の体験だ。
この記事は2026年3月時点の情報に基づいています。大会の日程・内容は変更になる場合があります。最新情報は各大会の公式サイトでご確認ください。